2009/10/05
2007年春、ジョージアのロック・バンド、CARTELは正しい道を進んでいるように見えた。デビュー・アルバムは威勢よく売れていたし、MTVの
番組『BAND IN THE BUBBLE』に出演する機会を与えられたときも、グループはそれが素晴らしい次のステップになると思っていた。
悲しいかな、そうはならなかった。MTVの番組は望んでいたような結果には至らなかった。番組でレコーディングされたセルフ・タイトルのアルバムの売り上げは10万枚以下にとどまった(デビュー作は25万枚売れていた)。CARTELはエピックとの契約を解除されてしまった。
しかし、ワインドアップ・レコーディングスの社長ED VETRIのおかげでバンドに二度目のチャンスが巡ってきた。10月20日に発表されるニュー・アルバム『CYCLES』は、レーベルがアルバムの売り
上げやマーチャンダイジング、ツアーから収入を徴収する契約の一環に組み込まれている。
VETRIはバンドに3RDアルバムを作る時間と空間を与えてやりたかったという。それまでの彼らのアルバムは1ヶ月もかけずに作られていたのだ。
「リード・シンガーのWILL PUGHには自分を再発見する必要があったと思う。だからこそ素晴らしい歌が書けるようになったんだ。長いプロセスだったよ。彼らは1年近くスタジオに入っていた」とVETRIは言う。
「時間をたっぷりもらって自分たちだけのレコードを作ることができた。今まででいちばん焦点が定まっているし、バンドをもっともよく表した作品になっている」とPUGH。
これまでの作品同様『CYCLES』にはフックがいっぱいだが、もっとタイトで洗練されている。これも時間をかけて磨き上げたからだろう。バンドはレコーディングが一段落してすぐツアーをスタート。1STシングル「LET’S GO」もロック系ラジオでかかり始めている。
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